冷房で身体が冷えるとどうなる?体温調節の仕組みを解説
2026/09/04
冷房で身体が冷えるとどうなる?体温調節の仕組みを解説
暑い夏。
外は35℃近いのに、スーパーや職場へ入った途端、
「寒い!」
と感じることはありませんか?
特に40代・50代・60代女性からは、
「冷房の部屋にいると手足が冷える」
「夕方になると脚がむくむ」
「身体がだるく感じる」 といった声を聞くことがあります。
では、冷房で身体が冷えたとき、私たちの身体の中では何が起こっているのでしょうか?
今回は体温調節の仕組みから考えてみましょう。
◆人間の身体は体温を一定に保とうとする
私たちの身体には、外気温が変化しても体温を一定の範囲に保とうとする仕組みがあります。
暑いときには皮膚の血管を広げ、発汗することで熱を身体の外へ逃がします。
反対に寒い環境では、皮膚の血管を収縮させ、身体から熱が逃げるのを抑えようとします。
寒いときに手足が冷たく感じやすいのも、この体温調節と関係しています。
夏は「暑い→寒い」を何度も繰り返しやすい
夏特有の問題が、大きな温度差です。
暑い屋外を歩く。汗をかいた状態で冷房の効いた店へ入る。しばらくすると身体が冷える。
そして再び暑い屋外へ。
こうした温度変化を一日の中で何度も経験することがあります。
◆冷房で「脚が冷たい」と感じるのはなぜ?
冷房の効いた部屋で長時間過ごしていると、
・足先が冷たい
・ふくらはぎが冷える
・脚が重く感じる
という方もいます。
寒さに対して皮膚の血管が収縮することに加え、デスクワークなどで長時間座っていると、
脚の筋肉を動かす機会も減ります。
特にふくらはぎの筋肉は、歩いたり足首を動かしたりすることで、下半身の静脈血を心臓方向へ
戻す働きを助けています。
つまり夏のオフィスでは、
「冷房」+「座りっぱなし」+「動かない」 が重なることもあるのです。
「冷房だけがむくみの原因」と決めつけるのではなく、普段どのくらい身体を動かしているかも
一緒に考えてみましょう。
◆冷房で冷えると代謝が落ちる?
ダイエット中の方が一番気になるのは、
「身体が冷えると基礎代謝が下がって太るの?」 ということかもしれません。
ここは注意が必要です。
身体には寒い環境でも体温を維持するために熱を作る仕組みがあります。
そのため、「冷房で身体が冷えた=基礎代謝が下がった=太る」と単純には言えません。
むしろダイエットという視点では、夏の暑さや冷房によって外出が減り、歩かなくなったり、
一日中室内で座って過ごしたりすることで、身体活動量が減ってしまうことにも注目した
いところです。
◆50代からは「冷やさない」だけでなく「動かす」
冷房対策というと、
・カーディガンを着る。
・ひざ掛けを使う。
・靴下を履く。 もちろん、これらも自分が快適に過ごすための方法です。
でも、もう一つおすすめしたいのが、「身体を少し動かす」こと。
例えばデスクワークなら、時々立つ。
コピーやトイレのついでに少し歩く。
座ったまま足首を動かす。
昼休みに数分歩く。
こうした小さな動きなら、特別な運動時間を作らなくてもできます。
◆お風呂で温まるのもおすすめ
夏になると、「暑いから毎日シャワーだけ」という方も増えます。
もちろん無理に熱いお風呂へ入る必要はありませんが、冷房の効いた室内で一日過ごして
身体が冷えたと感じるなら、ぬるめのお湯でゆっくり入浴するのも気持ちの良い方法です。
身体を温めるだけでなく、一日の終わりにリラックスする時間にもなります。
ただし「お風呂で汗をかけば脂肪が燃える」という意味ではありません。
入浴後に体重が減っても、その多くは発汗による水分変化です。
冷房は我慢するものではありません
そして最も大切なのは、「身体が冷えるから冷房を使わない」とは考えないことです。
夏の高温環境では熱中症への注意が必要です。
冷房は暑い季節を安全に過ごすために重要なもの。
問題は冷房そのものではなく、自分にとって寒すぎる環境で長時間じっとしてしまうことです。
・羽織るものを用意する。
・座りっぱなしを減らす。
・こまめに身体を動かす。
・入浴などでリラックスする。
そんな小さな工夫を取り入れてみてください。
◆夏こそ「冷え」と「運動不足」の両方を考えよう
「夏だから身体は冷えない」 とは限りません。
冷房の効いた室内で長時間過ごす現在の生活では、真夏でも手足の冷えを感じることが
あります。
ただし、
冷房=冷え=代謝低下=太る という単純な話でもありません。
40代・50代・60代からは、身体を冷やし過ぎない工夫をしながら、
・座りっぱなしになっていないか?
・最近歩く量が減っていないか?
・身体を動かす機会が減っていないか? にも目を向けてみましょう。
夏の身体づくりでは、「温める」だけではなく「動かす」ことも忘れない。
冷房とうまく付き合いながら、暑い夏も元気に過ごしていきたいですね。
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