家事も運動になる?日常生活で身体を動かす効果を解説
2026/09/03
家事も運動になる?日常生活で身体を動かす効果を解説
「ダイエットのために運動しなくちゃ……」
そう思っていても、
仕事がある。
家事がある。
買い物にも行かなくてはいけない。
40代・50代・60代女性にとって、毎日ウォーキングやジムの時間を確保するのは簡単では
ありません。
でも、掃除、洗濯、料理、買い物なども、身体を動かしていることに変わりありません。
今回は、「運動する時間がない」と感じている方に知ってほしい、日常生活の中で身体を動かす
意味についてお話しします。
◆「運動」と「身体活動」は少し違います
まず知っていただきたいのが、身体活動=スポーツだけではないということです。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、身体活動を大きく
「運動」と「生活活動」に分けています。
運動は、ウォーキングや筋力トレーニング、スポーツなど、健康や体力向上などを目的として計画的に
行うもの。
一方の生活活動には、家事、労働、通勤、買い物など日常生活に伴う活動が含まれます。
つまり、
掃除機をかける。 洗濯物を干す。 スーパーまで歩く。 階段を使う。
これらも身体活動なのです。
◆NEATって知っていますか?
もう一つ覚えていただきたい言葉があります。それが**NEAT(非運動性活動熱産生)**です。
簡単にいうと、『スポーツなどの運動以外の日常生活の活動によって消費されるエネルギー』のこと。
例えば、
立つ、歩く、掃除する、料理する、買い物へ行く。
こうした何気ない動きも積み重なれば、一日のエネルギー消費に関係します。
「今日は30分ウォーキングできなかったから何もしなかった」
ではなく、
「今日は家の中でどれくらい動いたかな?」
という視点を持つことも大切なのです。
◆家事をしたら痩せる?
ここは誤解してほしくないところです。
「掃除をすれば痩せる」
「洗濯をすれば脂肪が落ちる」
と単純に考えることはできません。
体重や体脂肪の変化には、食事や身体活動、筋肉量などさまざまな要素が関係しています。
ただ、長時間座ったまま過ごすよりも、生活の中でこまめに身体を動かすことには意味があります。
厚生労働省も成人に対して、「今よりも少しでも多く身体を動かす」ことや、座りっぱなしの時間が
長くなりすぎないよう注意することを勧めています。
◆50代からは「座っている時間」にも注目
「運動は週に2回しています」
それでも、それ以外の時間をほとんど座って過ごしていたらどうでしょう?
特にデスクワークが多い方は、
朝から仕事で座る。
移動は車。
帰宅して夕食。
その後はテレビやスマホ。
気がつけば、一日の大部分を座って過ごしていることがあります。
そこでおすすめしたいのが、運動を増やすだけでなく、座っている時間を少しずつ動く時間へ変えること。
テレビを見ながら洗濯物をたたむ。 電話中は立つ。 近い場所なら歩く。
エレベーターではなく階段を使う。 スーパーでは少し遠い駐車場所を選ぶ。
こうしたことなら、特別な運動時間を作らなくても始められます。
家事を「面倒な仕事」から「身体活動」へ
例えば掃除をするときも、
「面倒だな……」と思うだけではなく、 「今、身体を動かしている!」と考えてみてください。
掃除機をかける。
床を拭く。
布団を上げ下ろしする。
洗濯物を運ぶ。
庭の手入れをする。 どれも座っているより身体を使います。
だからといって、「もっと家事をしなければ」と頑張り過ぎる必要はありません。
大切なのは、今ある生活の中で動ける機会を減らさないことです。
それでも筋肉を守る運動は別に考えたい
ここも40~60代女性には大切です。
「家事をしているから筋トレはいらない」
という意味ではありません。
年齢とともに筋肉量は減少しやすくなるため、日常生活で動くことに加えて、筋肉へ適度な
負荷をかけることも重要です。
厚生労働省のガイドでも、成人に週2~3日の筋力トレーニングが推奨されています。
つまり、
普段はこまめに動く。 できれば歩く。 さらに筋肉にも刺激を入れる。
この組み合わせを考えていきましょう。
「運動できなかった日=0点」ではありません
50代からの身体づくりで避けたいのが、
「今日はウォーキングできなかったからダメ」
「ジムへ行けなかったから何もしなかった」
と考えてしまうことです。
朝から洗濯をした。 スーパーまで歩いた。 掃除機をかけた。 階段を使った。
夕食後に少し片付けをした。
ちゃんと身体を動かしています。
もちろん、それだけですべての運動を補えるわけではありません。
でも、
「運動する時間を作る」だけが身体活動ではない。
この考え方を知っているだけでも、身体を動かすハードルはかなり下がります。
40代・50代・60代からは、無理な運動を一時的に頑張るより、
毎日の生活そのものを少しだけ活動的にする。
そんな積み重ねも、10年後も元気に動ける身体づくりにつながっていきます。
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