50代ダイエットにトマトジュース?脂肪燃焼研究に注目
2026/08/27
50代ダイエットにトマトジュース?脂肪燃焼研究に注目
「トマトジュースが脂肪燃焼にいいらしい」
そんな話を聞いたことはありませんか?
トマトといえばリコピンが有名ですが、実はもう一つ注目された成分があります。
それが、
13-oxo-ODA(13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸)
という脂肪酸の一種です。
名前は難しいですが、とても興味深い研究が行われています。
■京都大学がトマトジュースから発見
京都大学の研究グループは、トマト、特にトマトジュースに含まれる成分を調べ、
13-oxo-ODAに注目しました。
研究では13-oxo-ODAが、エネルギー代謝に関係する**PPARα(ピー・パー・アルファ)**を
活性化する作用を示しました。
さらに肥満・糖尿病モデルマウスでは、13-oxo-ODAを摂取した群で、肝臓の脂肪酸酸化に関連する
遺伝子の発現が増え、血液や肝臓の中性脂肪の増加が抑えられました。
ここから「トマトジュースで脂肪燃焼!」という話が広がったわけです。
■PPARαって何?
PPARαは、身体の脂質代謝を調節する仕組みに関係しています。
簡単に表現すると、脂肪酸をエネルギーとして利用する働きに関係する“スイッチ”の一つです。
13-oxo-ODAは、このPPARαを活性化する物質として研究されています。
ただし、ここで大切なことがあります。
「飲めば痩せる」とはまだ言えません
研究で脂肪酸酸化が促進されたからといって、
「毎日トマトジュースを飲めば体脂肪がどんどん減る」
と考えるのは早すぎます。
京都大学の研究で明確な効果が確認されたのは、主に細胞や肥満モデルマウスでの研究です。
実際、このマウス実験では血中・肝臓の中性脂肪への変化は確認されたものの、体重や
脂肪組織重量には有意な変化がみられませんでした。
ここは「脂肪燃焼」という言葉だけが独り歩きしないためにも知っておきたいポイントです。
■40~60代女性を対象にした研究も
興味深いことに、40~60歳の日本人女性95人を対象にした研究もあります。
参加者が8週間、1日2回・合計400mlの無塩トマトジュースを摂取したところ、安静時エネルギー
消費量が増加し、もともと中性脂肪値が高かった女性では中性脂肪値の低下も確認されました。
ただし、この研究には比較対照群がなく、トマトジュースにはリコピン、GABAなど複数の成分が
含まれています。
研究者自身も、13-oxo-ODAだけによる効果とは判断できず、さらなる研究が必要としています。
■ダイエット中ならどう取り入れる?
「それでもトマトジュースを飲んでみたい!」
という方なら、特別な脂肪燃焼ドリンクとしてではなく、毎日の食生活に取り入れやすい食品の
一つと考えるのがおすすめです。
例えば、
朝食にコップ1杯
間食の甘い飲み物の代わりに
野菜が少なかった日の食事にプラス
など。
商品を選ぶなら、糖分や塩分などの表示も確認しましょう。
そして「脂肪燃焼させたいから大量に飲む」という必要はありません。
トマトジュースも「魔法のダイエット食品」ではない
40代・50代・60代になると、
「これを食べれば痩せる!」
という食品につい期待したくなります。
でも身体づくりの基本は変わりません。
食事を整える。
筋肉を使う。
歩く。
しっかり眠る。
そのうえで、トマトジュースのような身近な食品を上手に取り入れる。
13-oxo-ODAはとても興味深い成分ですが、
「トマトジュースを飲むだけで痩せる」のではなく、「脂質代謝との関係が研究されている成分が
含まれている」
と理解するのが現在のところ一番適切です。
★お腹が空いた!この瞬間をラッキーと考えて! 詳しくはこちら→


