姿勢が悪いと呼吸も浅くなる?横隔膜の役割とは
2026/08/26
姿勢が悪いと呼吸も浅くなる?横隔膜の役割とは
「最近、呼吸が浅くなった気がする」
「気がつくと背中が丸くなっている」
「お腹に力が入りにくい」
40代・50代・60代になると、こんな変化を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、普段あまり意識することのない**「横隔膜」**についてお話しします。
■横隔膜は呼吸の主役
横隔膜は胸とお腹の境目付近にある、ドーム状の筋肉です。
息を吸うと横隔膜が収縮して下がり、胸郭が広がることで肺に空気が入りやすくなります。
息を吐くと横隔膜はゆるみ、元の位置へ戻ります。
つまり横隔膜は、私たちが毎日何気なく行っている呼吸の中心的な役割を担う筋肉です。
しかし、役割はそれだけではありません。
■横隔膜は「体幹の安定」にも関わる
身体を安定させるときには、横隔膜だけでなく腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群など、体幹深部の
筋肉が協調して働きます。
その際に重要になるのが**腹腔内圧(腹圧)**です。
横隔膜が適切に働き、腹部周辺の筋肉などと協調することで腹圧が生まれ、体幹を安定させる働きを
助けます。
重い物を持つときや身体を動かすとき、無意識にお腹へ力が入るのも、こうした仕組みが関係
しています。
■猫背と呼吸にも注目
姿勢が崩れて胸まわりが動きにくくなると、深く呼吸しにくく感じることがあります。
特にスマートフォンを見る時間が長く、
・頭が前に出る
・背中が丸くなる
・肩が内側に入る
という姿勢が習慣になっている方は、一度呼吸にも目を向けてみましょう。
ただし、「横隔膜を鍛えれば猫背が治る」「深呼吸すればお腹の脂肪が落ちる」わけでは
ありません。
姿勢やぽっこりお腹には筋力、体脂肪、骨格、生活習慣など複数の要因が関係します。
■今日からできる「横隔膜を意識した呼吸」
難しいトレーニングは必要ありません。
まず椅子に楽に座り、背筋を無理なく伸ばします。
鼻からゆっくり息を吸い、お腹だけを前へ突き出すのではなく、お腹から脇腹あたりまで
ふんわり広がる感覚を意識します。
そして口からゆっくり息を吐きます。
これを無理のない範囲で数回。
呼吸を止めたり、必要以上にお腹へ力を入れたりする必要はありません。
■50代からは「呼吸・姿勢・筋肉」を一緒に考える
健康瘦身研究所では、40代以降の身体づくりを体重だけで考えていません。
同じ体重でも、猫背で小さな歩幅で歩くのと、背筋を伸ばしてしっかり歩くのでは、見た目の
印象も変わります。
そして、その身体を支えているのが体幹です。
呼吸する。姿勢を整える。筋肉を使う。そして歩く。
どれか一つだけを「痩せる方法」と考えるのではなく、毎日の身体の使い方を少しずつ変えていく。
横隔膜を知ることも、これから先も若々しく動ける身体を目指す一つのきっかけにしてみてください。
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