体組成計はどうやって体脂肪を測る?BIA法を解説
2026/09/01
体組成計はどうやって体脂肪を測る?BIA法を解説
体組成計に乗ると、体重だけでなく「体脂肪率」「筋肉量」「内臓脂肪レベル」など、さまざまな数値が
表示されます。
でも、不思議に思ったことはありませんか?
「体重は分かるけれど、体脂肪はどうやって測っているの?」
実は家庭用や業務用の多くの体組成計では、身体の中の脂肪を直接見ているわけでは
ありません。
そこで利用されている代表的な方法が、**BIA法(生体電気インピーダンス法)**です。
■BIA法とは?
BIA法では、身体にごく微弱な電流を流し、その電気の流れやすさ・流れにくさを利用して体組成を
推定します。
ポイントになるのが、身体の組織によって電気の通りやすさが違うことです。
筋肉など水分を多く含む組織は、比較的電気を通しやすい性質があります。
一方、脂肪は水分が少なく、電気を通しにくい性質があります。
この違いを利用して、体組成計は身体の電気抵抗などを測定します。
そして、その測定値に身長・体重・年齢・性別などの情報を組み合わせ、メーカー独自の
推定式によって体脂肪率や筋肉量などを算出しています。
つまり体脂肪計は、
「身体の脂肪を直接測っている」のではなく、「電気的な特性から体脂肪量などを推定している」
ということです。
■なぜ体脂肪率は毎回少し変わるの?
ここを知っておくことも大切です。
BIA法は身体の水分状態の影響を受けます。
たとえば、
・食事や水分を摂った後
・運動をした後
・入浴の前後
・発汗した後
・測定する時間帯
などによって、測定値が変化することがあります。
「昨日より体脂肪率が1%増えた!」
と表示されても、一晩でそれだけ脂肪そのものが増えたとは限りません。
身体の水分状態などによって数値が動いている可能性もあります。
■大切なのは「同じ条件で測る」こと
体組成計をダイエットに活用するなら、一回ごとの数字に一喜一憂するよりも、できるだけ
同じ条件で継続して測定することをおすすめします。
たとえば、
★「朝起きてトイレを済ませてから」
など、自分なりに測定条件を決めておくと変化を比較しやすくなります。
そして、もう一つ大切なのが体重だけを見ないことです。
40~60代になると、若い頃と同じように「とにかく体重を落とす」だけではなく、筋肉量を
意識しながら身体を整えることも重要になってきます。
体重があまり変わっていなくても、
体脂肪が減った、筋肉を維持できた、ウエストが細くなった
という変化が現れることもあります。
■体組成計は「身体の変化を見る道具」
体組成計の数字は非常に便利ですが、絶対的な数値として考えるのではなく、身体の変化を
追いかけるための目安の一つとして活用するのがおすすめです。
健康瘦身研究所でも、単純に「何kgになったか」だけではなく、体脂肪や筋肉、サイズなども
含めながら身体の変化を考えています。
50代、60代からのダイエットだからこそ、
「体重を何kg減らしたか」から、「身体の中身がどう変わったか」へ。
体組成計の仕組みを知ると、毎日の数字との付き合い方も少し変わってくるのではないでしょうか。


