食べた翌日に体重が増える理由|筋グリコーゲンと水分の関係
2026/10/04
食べた翌日に体重が増える理由|筋グリコーゲンと水分の関係
「昨日ちょっと食べすぎたら、今朝1kg増えていた!」
ダイエット中ならショックですよね。
「せっかく頑張っていたのに…」
と、その日の朝食を抜いたり、急に食事を減らしたりする方もいます。
でも、一晩で増えた体重=すべて体脂肪とは限りません。
短期間の体重変動には、水分や胃腸の内容物などさまざまなものが関係します。
そして、もう一つ知っておきたいのが**「グリコーゲン」**です。
★グリコーゲンって何?
ご飯、パン、麺類などから摂った糖質は、体内でブドウ糖として利用されます。
そして、すぐに使わない分の一部は**「グリコーゲン」**という形で、主に筋肉や肝臓に蓄えられます。
特に筋肉に蓄えられたものが「筋グリコーゲン」。
これは運動するときなどに使われる大切なエネルギー源です。
つまり、糖質は単純に「余ったらすぐ脂肪になる」だけではなく、身体の中にエネルギー源として蓄える
仕組みもあるのです。
◆グリコーゲンが増えると水分も増える
ここが今回のポイントです。
グリコーゲンが身体に蓄えられるときには、水分量も一緒に増えます。
研究では、筋グリコーゲン1gの貯蔵に伴って、およそ3~4g程度の体水分増加がみられるとされています。ただし、水分すべてがグリコーゲンに直接結合していると断定できるわけではなく、摂取した水分なども
影響します。
そのため、例えば普段より糖質の多い食事をした翌日は、
グリコーゲン+それに伴う水分
によって体重が増えることがあります。
実際、炭水化物を多く摂取して筋グリコーゲンを増やす「カーボローディング」では、体重が1~1.5kg
程度増えることがあり、その主な要因として体水分の増加が考えられています。
◆「昨日1kg増えた=脂肪1kg」ではない
例えば、
旅行でいつもよりご飯を食べた。
外食で麺やデザートも楽しんだ。
久しぶりに友人とたくさん食べた。
翌朝、体重計に乗ったら+1kg。
そこで、
「昨日の食事が全部脂肪になった!」
と考える必要はありません。
短期間の体重変化には、グリコーゲンや水分、食べ物・飲み物そのものの重量なども影響します。
体重の短期変化が、そのままエネルギー収支や体脂肪の変化を表すわけではありません。
◆だから翌日に極端な調整をしない
体重が増えた翌日に、
「今日は何も食べない!」
「炭水化物は全部抜こう!」
と極端な調整をすると、今度は空腹が強くなり、その後の食べ過ぎにつながることもあります。
一日だけの数字に慌てるより、
いつもの食事に戻す。
水分を適切に摂る。
身体を動かす。
数日間の体重の流れを見る。
このくらいの考え方でよいでしょう。
体重は「一日の成績表」ではありません
40代・50代・60代のダイエットでは、毎朝の体重を確認することは一つの方法です。
でも、
昨日より500g増えた=失敗
昨日より500g減った=成功
ではありません。
体重は水分、グリコーゲン、食事量、排泄などによって日々動きます。
大切なのは、一日の数字だけを見るのではなく、数週間単位で身体がどう変化しているかを見ること。
そして体重だけではなく、
ウエストは?
洋服のゆとりは?
体脂肪は?
身体は動かしやすくなった?
そんな変化にも目を向けてみましょう。
昨日少し食べて体重が増えていても、慌てなくて大丈夫。
「増えた体重のすべてが脂肪ではない」
このことを知っているだけでも、ダイエット中の体重計との付き合い方が少し楽になると思います。
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