食べていないのに痩せない?自己申告と実際の摂取量の差
2026/09/26
食べていないのに痩せない?自己申告と実際の摂取量の差
「私、本当にそんなに食べていないんです」
ダイエットのご相談で、とてもよく聞く言葉です。
そして多くの場合、ご本人は本当にそう思っています。
ところが、食事の自己申告と実際の摂取量を比較すると、思っている以上にズレが生じることが
研究でも分かっています。
◆「1,200kcal以下なのに痩せない」を調べた研究
1992年に医学誌『New England Journal of Medicine』に掲載された有名な研究があります。
研究者たちは、「1日1,200kcal未満しか食べていないのに痩せない」と訴える肥満者について、
本当に代謝が低いのか?
実際の摂取量はどのくらいなのか?
を詳しく調べました。
その結果、詳しく測定された10人では、エネルギー消費や安静時代謝は予測値から大きく外れて
いませんでした。
ところが、実際の食事量を平均47%少なく申告し、反対に身体活動量は平均51%多く見積もっていた
のです。
「食べたことを隠した」のではありません
ここを誤解しないでください。
この研究から、
「痩せない人は食べた量をごまかしている」
と考えるのは適切ではありません。
食事量を正確に覚えて、量まで判断することは意外と難しいものです。
実際、自己申告による摂取エネルギーの過小評価は、その後の多くの研究でも確認されています。
例えば、
料理中の味見。
コーヒーに入れた砂糖やミルク。
子どもが残したものを一口。
夕食後のお菓子。
ドレッシングや調味料。
健康に良いと思っているナッツやオイル。
一つひとつは少量なので、本人の中では**「食事」としてカウントされていない**ことがあります。
◆「食べていない」なら、さらに減らす前に確認
40代・50代になると、
「昔より代謝が落ちたから仕方ない」
と考え、さらに食事を減らしてしまう方もいます。
でも、必要な食事まで減らす前に、一度だけでも自分が本当に何を食べているかを確認してみてください。
3日程度、食べたもの・飲んだもの・間食・調味料まで、できるだけその場で記録したり、スマートフォンで
写真を撮ったりするだけでも、自分の「食べていない」と実際の食生活を見直すきっかけになります。
◆大切なのは自分を責めることではありません。
「食べ過ぎているはず」と決めつけるのでも、「代謝が悪いから仕方ない」と諦めるのでもなく、
まず現状を知る。
健康瘦身研究所が食事についてお話しするときも、「これはダメ」「もっと減らして」ではなく、その方が
無理なく続けられる改善点を一緒に探すことを大切にしています。
★ダイエット中に間食がやめられない場合は? 詳しくはこちら→
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